ご活用の声
教員一人で用意しきれない教材準備のサポートをしてもらえました

東京都立三鷹中等教育学校
能城 茂雄 先生
- ご指導状況
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- 情報科ご指導歴
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2007年度以降
- 現在のご指導状況
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- 兼任(中学技術の技術・家庭科の技術分野)
- 4クラス×週2コマ
- 履修科目:情報の科学
- ご指導のICT環境
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一人一台デスクトップPC等(パソコン教室)
- 実施概要
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- 学年・時期
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高校1年生(中等教育4年次)11月
- 単元
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ネットワークの構成とLANの構築
- ここで記載されている内容・所属等は、2021年12月1日時点のものです。
- 情報科ご指導歴は、教師歴と異なります。
- 授業で使用した『Pスタディ』は開発中の内容です。商品版と内容が異なっている場合があります。


教員がなかなか自分一人で用意しきれない教材準備などの部分を、この『Pスタディ』を使うことでサポートしてもらえるというのは大きいです。具体的には、データベースの実習をやろうと思ったときに、40人に対して40個のデータベースをクラス分用意することは、ものすごく大変なのですが、この『Pスタディ』を使うことでその準備から解放されると思いました。
情報デザインの指導をするときも、駄目なポスターとか良いポスターという例示をしたいのですが、学校現場ではこれは駄目だとはなかなか言いづらいのです。つくった人の気持ちや、そのことによって糧を得ている人もいるので、駄目な素材はなかなか見つけにくい。でも、『Pスタディ』には、生徒に示す良い例も悪い例も教材として用意してくれています。
プログラミングの実行環境も用意が大変です。本当のプログラマーが使っているような複雑な実行環境を全員に用意する必要はないのですが、ある程度のプログラミングの経験はさせたい。そうなったときの実行環境がブラウザだけでできるっていうのは素晴らしいです。兼務で週に1クラスとか2クラスしか持たない先生であれば、コンピューター室の設定変更はなかなか労力も割けないようですが、ブラウザがあれば実習が行えるのでそれは必要ない。これは大きいと思います。


スライド教材に実物の写真などが多用されていてよかったと思います。授業の生徒からは「普段使っているWi-Fiがこのような仕組みだと知らなかった」とか、「ルータに性能があるなんてわからなかった」とか、「家に帰って確認してみようと思った」などの声がありました。生徒に身近な題材が教材になっているのでわかりやすかった、という声を授業の振り返りでもらっています。

これからの時代は、ICTを使って学ぶ、ICTだけで学ぶのではなく、黒板・チョーク・紙、アナログの教材を使った学びと、ICTを使った学習活動のどちらも重要になってくると思います。探究や、国・数・英・理・社の学び、これらを融合していかないと、良い学びにはならないと思います。そのためには、高校1年生で、情報の知識・経験・技術を学んで、すべての学びにつなげる。そして出口で、すべての高校生に身につけたい素養、学校で学んだことを測るっていうことは、入試の有無は関係なく必要だと思います。
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